日本思想史

以和為貴

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哲学なき人民は
何事を為すも深遠の意なくして
浅薄を免れず

中江兆民









日本思想史は
異なる流れが同時並行しており
個別的な知識が多く
全体的な流れや動向を把握し難い

何故か

外来思想の模倣と独自性の希求
そして分野が多岐に渡る為
研究が分化されており統合が
困難であると著者は語る





 

ここではその理由の鍵となる外来思想
前近代における外来思想の中核である
中国思想について

正統思想

諸子百家に代表される
政治思想においては
秦統一の基である法家から
漢の徳治主義へと変遷し
漢代の儒家による天人相関説
天による承認こそが正統という
強大な一元的支配構造が形成された

仏教、道教

仏教は政治思想ではなく
個人の苦しみからの解脱を説き
世俗の秩序からの避難所
または後漢を震撼させた太平道など
反体制運動の核として機能したが
位置づけとしては正統的な儒教では
満たされない要求の受け皿に過ぎない






中国思想と日本

中国においては天が王権を承認する
超越的存在であるに対し
日本では天皇の祖先が天の神という構造

中国は土地が広大な為、一元的支配構造
日本においては強大な帝王制は不要であり
多様な思想が展開している








以和為貴    無忤為宗

和を以て貴しと為し
忤ふること無きを宗とせよ
『十七条憲法』

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