日本思想史

第10章

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日米和親条約
第9条「米国に片務的最恵国待遇を与える」


この不平等条約の改正の為
文明国であることの証明が必要となり


大日本帝国憲法の制定
教育勅語、初の衆議院議員選挙
第一回帝国議会の開催と
近代国家体制が整い始める


そのような情勢の中
不平士族のはけ口という側面も持つ
板垣退助の自由民権運動の嵐が
草の根的に各地に展開
その理論を深めた中江兆民は
「わが日本古より今に至るまで哲学なし」
と喝破し、合理主義哲学の形成に挑んだ


制度の近代化以上に重要なことは
精神の近代化であり
言論による啓蒙活動に勤しんだのは
明六社『明六雑誌』
中心となるのは福沢諭吉であり
『学問のすゝめ』
「天は人の上に人を造らず
人の下に人を造らずと言えり」
四民平等、男女平等
物事の理を知り、一身の行いを正し
それによって一国もまた繁栄するという
希望に満ちた指針を与えた


また文学においては
二葉亭四迷『浮雲』
石川啄木の短歌
島崎藤村『破戒』
それまでの戯作者とは
一線を画した文豪たちは
富国強兵の強行による一流国への加盟や
過剰な外的利益追求に対し
疑問符を投げかけ
人々の心情をリアルに描き出す









『学問のすゝめ』第十六編
物よく人の本心を制す
他人の物に心を役せらるるなかれ

物欲

見栄

妄想

一杯、人、酒を呑み、三杯、酒、人を呑む




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