日本思想史

第5章

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天皇の再定義

後醍醐天皇は在家のままで
密教の奥義に達し灌頂を受け
清浄光寺所蔵の肖像に描かれるように
神々の世界の包摂を示すなど

朝廷と幕府による
二元構造を否定しただけでなく
王権と神仏の二元性にも踏み込み
神仏の権威も統合、支配しようとした

天皇とは何か
『古事記』『日本書紀』での
神話に著されるように
一貫して神の純潔性を保つものなのか

清浄光寺肖像において
八葉蓮華に座し
太陽を象った冕冠を被り
右手に五鈷杵、左手に五鈷鈴
仏法の頂点に立つ姿が描かれるように
仏をも包摂した存在なのか
理論的解明が要されることとなる






夏の夜は
まだ宵ながら
明けぬるを
雲のいづこに
月宿るらむ

『古今集』夏・166


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